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キッチン防災術 非常食の楽しみ【JAコラム】

2019年05月30日コラム

食文化・料理研究家●坂本佳奈

非常食だからといって、防災用と銘打たれた特定の食品を買っていませんか? それは本当にあなたが食べる物ですか? 皆で食べて楽しくなるのでしょうか? 災害に遭うということは、それだけで大きなストレスであり、自分で用意するものに関しては不満がないようにしませんか。

非常食は二つのポイントがあります。まず、常温保存ができる、賞味期限が短過ぎない・長過ぎない(3カ月~1年程度)の期間です。そして、次は栄養を考えます。これは四つに分類します。「体を動かす(炭水化物)」「体をつくる(タンパク質)」「体のバランスを整える(ビタミン、ミネラル、食物繊維など)」「心の栄養(嗜好〈しこう〉品)」です。

基本的にパン、おにぎり、麺などといった炭水化物は、配給してもらえるはずです。炭水化物は体を動かす力になります。ただし、これだけでは人間は生活できないので、タンパク質を用意します。肉、魚、卵、豆、ナッツ類などに当たります。人によって必要な量が変わってくるので一概にはいえませんが、普段の生活だと1日当たり、手のひらに載る分を用意するとイメージしてください。今の準備で足りそうでしょうか?

そして体のバランスを整えるのは、果物や野菜、のりやワカメなどの海藻です。ドライフルーツ、干し野菜、乾物などです。のりはビタミンAも食物繊維もあります。何よりどこでも手に入って、ほとんどの人がおいしく食べられるのが最大のいいところ。ここでも自身のお好みを探しましょう。

そして、心の栄養です。おやつでも何でも構いません。あるだけで元気の出る食品を用意します。ワインを用意しておられる方もありました。私はこのジャンルに和歌山県のストレートみかんジュースを用意しています。賞味期限が来たら楽しくうれしくいただいて、また新しく備えておきましょう。

 

JA広報通信4月号より

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