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米のとぎ汁の再利用【JAコラム】

2019年12月27日コラム

管理栄養士・フードスタイリスト●大槻万須美

 

お米を洗うときに廃棄されるとぎ汁には、米ぬかに含まれているビタミン・ミネラル、油分やタンパク質といった栄養素が溶け出ているといわれています。昔から米のとぎ汁の利用法については知恵袋としても広く知られてきました。米のとぎ汁の再利用法の主なものについて解説しましょう。

(1)食器洗い

米のとぎ汁には、油分やでんぷん質が含まれており、界面活性剤の役割となるタンパク質も含まれているため、食器に残った汚れを落としやすくしてくれるといわれています。

米のとぎ汁で食器を洗った後は、水道水ですすぎ、残り汚れが気になるときには少量の洗剤で洗うようにしましょう。

(2)野菜のあく抜き

ダイコンやタケノコなどは米のとぎ汁で下ゆでしておくと、えぐみや苦味を取り除くことができます。米のとぎ汁に含まれるカルシウムなどの成分が野菜のえぐみと結合することであくを中和するからといわれています。また、でんぷん質が野菜のあくを包み込んで野菜に戻らないようにしたり、甘味成分を添加したりと、お湯でゆでるよりもおいしく仕上がるといわれています。

(3)洗髪・洗顔

米ぬかには保湿などに役立つとされる成分が豊富に含まれているため、米のとぎ汁も古来より洗髪や洗顔に利用されてきました。利用前には必ずパッチテストをしてお肌に合うか十分に注意し、皮膚にかゆみや赤みが出たときには使用しないようにしましょう。また、薄めたり上澄み液を使うなどの工夫をし、すすぎもしっかりとしましょう。

◆とぎ汁を再利用するときの注意点

1回目のとぎ汁にはお米に付着したほこりなどの汚れが含まれるため、そのまま捨て、2回目以降を利用すると良いでしょう。ただし、米のとぎ汁を長時間ためっ放しにするのは、雑菌も繁殖しやすく、不衛生なので避けましょう。

 

大槻 万須美(おおつき ますみ) 楽しく食べて健康に。食の大切さを正しく伝えるため、ママと乳幼児のための料理教室やアスリートの食事指導、特定保健指導など幅広く活動。

JA広報通信11月号より

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