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作ってみよう!世界のご飯スイーツ【JAコラム】

2020年02月21日コラム

管理栄養士・フードスタイリスト●大槻万須美

 

日本にはお米を使ったなじみ深いお菓子がありますが、世界にもお米を使って作る伝統的なスイーツがあります。

中でも、お米を牛乳で煮込んで作るスイーツは世界各国に多く見られます。それらは、材料の分量や種類、仕上げの方法などが少しずつ違うものの、作り方は非常によく似ています。基本的にはお米の状態から牛乳で煮て作りますが、残りご飯を使うと簡単に作ることができます。

「ストゥラッチ」トルコ

ご飯10gをコップ1杯の牛乳と一緒に小鍋に入れて弱火にかけ、かき混ぜながら煮ます。20gのグラニュー糖、コーンスターチ大さじ1を牛乳30mlで溶いて少しずつ加え、とろみが付くまで弱火でかき混ぜながらさらに加熱します。耐熱容器に入れ、オーブンで蒸し焼きにして焼き色を付けます。

「アロス・コン・レチェ」スペイン

ご飯30gをコップ1杯弱の牛乳と、レモンの皮4分の1個分と共に小鍋に入れて弱火にかけ、かき混ぜながら煮ます。ご飯と牛乳がなじんだらレモンの皮を取り出し、20gのグラニュー糖を加えて混ぜます。器に入れ粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。シナモンパウダー少々を振り掛けて出来上がりです。

「ベイクド・ライス・プディング」オーストラリア

ご飯80gと同量の牛乳を小鍋に入れて弱火にかけ、かき混ぜながら水分がなくなるまで加熱します。ボウルに卵2分の1個と20gのグラニュー糖、牛乳大さじ1をよく混ぜ、牛乳で煮たご飯を加えてさっくり合わせます。レーズン大さじ1を加えて耐熱容器に移し、160度に予熱したオーブンで40~50分程度じっくりと焼きます。

ポイント

記載の分量はいずれも1人前で、調理しやすいように数人分で作るのがお勧めです。生クリームを少し加えるとこくが増します。お好みや調理器具に合わせて加熱時間を調節しましょう。

 

大槻 万須美(おおつき ますみ) 楽しく食べて健康に。食の大切さを正しく伝えるため、ママと乳幼児のための料理教室やアスリートの食事指導、特定保健指導など幅広く活動。

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