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食事バランスガイドで再確認!【JAコラム】

2020年05月22日コラム

管理栄養士・フードスタイリスト●大槻万須美

「バランスの良い食事」といっても、「何を」「どれだけ」そろえれば良いのか迷うことはありませんか?

食事バランスの参考になるものとして「食事バランスガイド」があります。

「食事バランスガイド」とは、厚生労働省と農林水産省が共同で策定したツールで、1日分の食事の望ましい組み合わせとおおよその量を「こま」をイメージしたイラストで分かりやすく示したものです(ページ内のこまは簡易図で表記)。「こまの回転」は運動によって安定することを表現し、食事の中で欠かせない水分を「こまの軸」に、菓子や嗜好(しこう)飲料は「ひも」に見立てて、食事が偏っても運動が足りなくても、こまはうまく回らないことを意味しています。

こまの本体は「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の料理グループに分けられており、区分ごとに「つ(SV)」という単位を用いてそれぞれ目安となる料理とその分量が示されているので「何を」「どれだけ」食べれば良いのか一目瞭然です。

イラストでは、身体活動量が「低い」成人男性や活動量が「ふつう以上」の成人女性が1日に食べる量の目安量である2200±200kcalを想定した料理例が基本型として描かれています。この基本型の食事では、例えば主食の一日の目安量は5~7つ(SV)であり、ご飯なら普通盛りのお茶わん3・5~4・5杯分程度です。また、こまの大きさ(食事の適量)は、性別、年齢、身体活動量によって異なるため、個人レベルで調整が必要です。

「食事バランスガイド」を参考に再確認してみませんか。

※妊娠中・授乳中の方は「妊産婦のための食事バランスガイド」を参考に。持病などで医師や管理栄養士から食事指導を受けている方はその指示に従ってください。

大槻 万須美(おおつき ますみ)  楽しく食べて健康に。食の大切さを正しく伝えるため、ママと乳幼児のための料理教室やアスリートの食事指導、特定保健指導など幅広く活動。

JA広報通信4月号より

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