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手作り鶏ハム【JAコラム】

2021年07月22日コラム

食育インストラクター●岡村麻純

テレワーク続きの夫が、最近太り過ぎたと食事を気にし始めました。一方、外食もあまりできず、1日3食の家族の食事作りに追われる私としては、できるだけ簡単に夫が希望する食事を作りたい。さらにいうと、子どもも食べられる物を中心にしたいという願いから、鶏ハム作りを始めました。

そこで活躍しているのが、鶏胸肉です。鶏胸肉は、和牛サーロインと比較すると、100g当たりのエネルギーは約半分、タンパク質は約2倍含まれていて、主要な肉の中でも、高タンパク質、低脂質、低炭水化物なのが特徴です。その鶏胸肉に、砂糖や塩をすり込み、密閉できる耐熱の袋に入れて熱湯に入れたり、お酒で短時間ゆでて余熱で火を通したり、オーブンで蒸し焼きにしたりと、加熱し過ぎないことに気を付ければ、簡単に軟らかいハムが完成します。シンプルな味付けから、コンソメ味、レモンとオリーブ油の味、大人にはバジル味、子どもにはほんのりみそ味など、いろいろ楽しめます。

鶏ハムを作るようになってからは、毎食、たっぷりの野菜に、鶏ハムを載せるだけで1品完成。子どもたちにも、レタスや水菜などに細かく切ったハムを載せ、ポン酢などをあえるだけです。大人用もたまにはパクチーなどの癖のある物に手作りハムを入れて、ナンプラーとレモンを垂らしたらアジアン風なサラダに変身。鶏ハムを作り置きするようになって、食事作りの時間が少し短くなったように感じています。

最近では、豚もも肉を使ったハムにも挑戦しています。もともとハムとは、豚のもも肉を指しています。豚肉の方が臭みもあり、ぱさぱさしやすいので、塩漬けするときは、塩やローリエを入れた液に漬ける方法で作っています。   

これからさらなるアレンジハムを考えて時短でヘルシーな食卓を目指していきたいです。

岡村 麻純(おかむら ますみ) 1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。

公式ブログ:https://ameblo.jp/masumiokamura/

JA広報通信6月号より

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