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繁忙期でも怠らず、管理の徹底を
2018年09月18日トピックス

今後の管理について学ぶ生産者
北越後農協いちご部会は、栽培管理指導会を、青果物集出荷センターで開きました。関係者ら26人が参加し、新発田農業普及指導センターの指導のもと生育経過と状況を確認しながら、今後の管理について学びました。
年内出荷作型は、開花期前後に草勢過剰にならないよう注意して管理を行います。普通促成策型は、葉色低下苗やマダラ葉発生苗の改善のため、薬剤による対策をするよう、谷内田学普及員が説明しました。また、病害虫の対策については、出蕾前までに、ハダニ類やアザミウマ類、アブラムシ等の害虫対策として、専用の薬剤を使用した防除方法を説明しました。
生育状況は、年内出荷作型の花芽の分化は、平年並みの進度。促成作型は、育苗期前半の高温により、活着の遅れや根傷みの発生が散見されましたが、29年のような根腐れや枯死はありませんでした。また、9月上旬の台風21号の影響により、一部圃場で葉のスレ等の痛みが見られました。
谷内田普及員は「病害虫の肉眼での発生確認は、防除のタイミングが遅れやすいです。発生していないと思っても、出蕾前までには必ず一回は防除を」と補足説明を加えながら、防除の徹底を強く訴えました。