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秋ブロッコリーの出荷品質の統一と安定出荷を目指す
2018年10月10日トピックス

下枝調整の実演指導をする太田課長補佐
北越後農協ブロッコリー部会は、青果物集出荷センターで、秋ブロッコリーの出荷販売会議を開きました。部会員ら43人が参加し、販売情勢や出荷要領を確認。主力品種の「おはよう」を中心に、目合わせやJA職員による出荷の箱詰め実演指導が行われました。また、会議後には管内の圃場を視察し、新発田農業普及指導センターの指導の下、現在の生育状況を確認しました。
30年度産は、異常気象や自然災害が影響し、昨年に比べ全国的に品質は低下傾向にあります。また、主産県である北海道は、気温低下が早いために10月の出荷量減が予想されています。北越後産の出荷にあたり、品質の統一と安定出荷が課題になります。また、多発する台風等、今後予想される自然災害にも警戒が必要です。
出荷要領の確認では、園芸振興課の太田一枝課長補佐が選別と荷造りのポイントを中心に説明しました。荷を調整する際は、高さを17センチに切りそろえること。また、物全体を台形にするようなイメージで下枝を調整するよう実演を交え説明しました。30年度から新たに栽培を始めた生産者には、出荷基準に則したサイズの測定方法の補足説明を行うなど、細かく指導しました。
海津幸一部会長は「今年は多くの自然災害に悩まされ、生育は遅れ気味です。稲刈りシーズンで忙しいなか、栽培管理に気を配り、安定出荷を目指しましょう」と激励しました。