JA北越後

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株への負担増加する冬も徹底管理で乗り切る

2018年12月25日トピックス

冬期間の管理について学ぶ生産者

日付12/19

当JAのいちご部会は、青果物集出荷センターで、管理指導会を開きました。生産者ら34人が参加し、新発田農業普及指導センター指導のもと、「越後姫」の冬期間の管理について学びました。

指導会では、これからの草勢維持や、発酵果などの対策について説明がありました。余分な葉を取り除き、2番花の発育遅延や奇形花の発生を防止する「葉かき」の作業は、1月中旬に1回と、1回目から15~20日前後の計2回行います。また、ハウス内の温度の確保については、低温・高温障害や、ミツバチの活動低下を防ぐため、昼間は15~20度前後、夜間は8度を目安に保つよう説明がありました。発酵果・先端軟果の対策では、温度・日当たりの確保に加え、ハウス内の湿度を低減させるための加温機による送風の実施や、光合成を促進するための炭酸ガスの施用についてなど、細かい指導がありました。

現在の株の生育状況は、普通促成作型・年内出荷作型ともに良好です。2番花の出蕾(しゅつらい)は、例年並み・やや早で推移しています。病害虫の発生状況は、育苗期に発生した輪斑病、じゃのめ病、角斑細菌病、定植後に散見されたヨトウムシなどの芋虫型害虫の被害も、現在は終息しています。担当した谷内田普及員は「これから3月のはじめにかけて低温、少日数、着果負担など、最も株に負担のかかる時期となります。奇形果や発酵果などの障害の発生軽減対策をお願いします」と、管理の徹底を訴えました。

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