JA北越後

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ドローンによるコスト低減を実証

2019年05月16日トピックス

実演開始とともに離陸するドローン

日付5/9

当JAと全農にいがたは、ドローンによる水稲一貫体系の実証・実演会を聖籠町蓮潟地区で開きました。生産コスト低減を図るため、ドローンによる播種、中間管理作業を実証していきます。実演会では、メーカーの(株)丸山製作所が鉄コーティングされたコシヒカリBLの直播作業をドローンで実演しました。

実証の内容は、面積10a、播種量は乾もみ換算で約3kg/10a、コーティング比は0.5倍で行いました。使用したドローンは、同社の型式MMC1501で機体の軽量化とバッテリー強化により15分の飛行が可能となったものです。6月には除草剤散布、8月には殺虫殺菌剤等の散布を行う予定になっています。

鉄コーティング直播栽培のメリットは、育苗・田植作業のコスト低減、生育期間のズレによる秋収穫作業の分散化が挙げられます。また、鳥類による食害の軽減にも期待が持てます。

実証圃場を提供した阿部孝一さんが代表を務める杉谷内農事組合法人でも昨年ドローンを導入し、薬剤散布で使用しています。阿部さんは「ドローンでの直播は初めて行います。実演での直播は、水を張っている影響か粒の潜りが少ない印象です。これから除草剤や殺虫剤の散布を控えますが、生育状況等を管理していくなかで実証結果を確認していきたいです。今回の実演は、育苗に使用するハウスや人の労働時間など様々なコストの低減に繋がります。機材導入コストとの兼ね合いなど色々な視点から検証したいです」と実演を振り返りました。

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