JA北越後

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夏のアスパラガス、夏野菜の定番に

2020年06月03日トピックス

夏芽の発生時期を確認する小林美雄さん

当JA管内の特産であるアスパラガスは、立茎長期どり栽培によって春と夏の2回旬を迎えます。JA北越後アスパラガス部会の部会長である小林美雄さんの圃場では、夏芽のアスパラガスが続々と顔を出し始めました。

「春のイメージが強いアスパラガスだけど、北越後のアスパラガスは、立茎後の夏から秋にかけても収穫が続きます。枝豆やトウモロコシのようにアスパラガスを定番の夏野菜に定着させたいですね」と小林さんは意気込みます。

春は、太物のアスパラガスが注目を集める北越後産アスパラガスですが、収穫期は夏のほうが長く、収量も多くなります。同部会では、立茎技術の統一と気温差を考慮した栽培管理を行い、季節で食味が変わらないアスパラガス栽培を目標にしています。小林さんは「アスパラガスの収穫は長期に渡るので、徹底した圃場づくりを行います。夏は、特に水管理をしっかりとすることで柔らかいアスパラガスを出荷できます。立茎した親茎からの養分を活用して生長する旨味が乗った夏のアスパラガスを沢山の人に食べてもらいたいですね」と笑顔で話します。

R2年産の作柄は良好で、小林さんの圃場では、春どりのアスパラガスがハウスで4月初旬、露地で5月初旬から収穫が始まりました。夏の収穫は、ハウスで6月から本格化し、露地は1か月ほど遅れてスタートする見込みです。

アスパラガスのハウスで、県内最大級規模の全長100メートルクラスを含むハウス5棟の30aと露地28aの圃場を持つ小林さん。施設化をした圃場と露地の圃場を組み合わせ、収穫時期を調整。春から収穫が始まり、立茎を挟みながら10月半ばまで収穫が続きます。

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