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越後姫最盛期!日照確保で品質安定
2021年04月07日トピックス

収穫した越後姫を手にする阿部さん
当JA管内で越後姫の出荷が最盛期を迎えています。新発田市豊浦地区で越後姫を栽培する阿部春紀さんは、促成作型の越後姫の収穫を連日行っています。ハウス3棟による越後姫栽培は、1月の大雪で生育が心配されましたが、その後に例年以上の日照があったことで品質が安定しました。「越後姫の栽培を始めて3年目になりますが今作が一番良い出来。病害もなく、心配していた大雪の後は日照時間が確保できたのがよかったです。6月まで収穫が続きますが、このまま収穫を重ねられれば」と笑顔で話す阿部さん。
阿部さんは、大学を卒業して農業資材を取り扱う企業に就職し、営業担当として働いていたときに越後姫栽培で必要なハウスの施工に立ち会いました。仕事で越後姫の生産者と関わっていくうちに越後姫生産に魅力を感じて就農に踏み切りました。「新規就農に対してサポートが手厚く、何より生産者が輝いて見えたことでチャレンジしてみようと思いました」と当時を振り返ります。
R3年産の越後姫は、低温で花芽分化や開花が遅れたことで若干の生育遅れがあったものの回復傾向にあります。4月20日頃まで潤沢な出荷が続き、新潟県内の量販店には、6月中旬まで店頭に並ぶ見込みです。前年に引き続き、新型コロナウイルスの影響も少なく、家庭内需要の増加に期待ができる状況です。