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長ねぎ、軟腐病対策と栽培管理の徹底を
2021年06月11日トピックス

新規生産者の秋冬ねぎ圃場を確認
日付6/8
北越後農協ねぎ部会は、青果物集出荷センターで長ねぎの中間管理指導会を開きました。関係者20人が出席し、主に秋冬ねぎの栽培管理について話し合われました。近年、軟腐病による被害が大きく、減収を防ぐための対策の徹底と今後の栽培管理を確認しました。
R2年産の長ねぎは、7月と8月上旬の雨量、その後の高温で軟腐病が例年より多く発生しました。高温の影響で草勢の低下が見られ、ブルームも強く発生しました。この結果を踏まえて、R3年産では排水対策と発病の基となる傷や腐敗を防ぐため初期の防除に重点を置きます。あわせてタネバエやネダニの防除も徹底していきます。
今後の栽培管理として、土寄せや追肥、かん水について新発田農業普及指導センターから説明が行われました。長ねぎの主要害虫防除の説明では、病害虫の種類と薬剤の種類、使用可能な時期の確認を行いました。
指導会後には、R3年から新規で長ねぎ栽培を行う生産者の圃場を視察しました。同部会は、若手を中心とした6人の新規加入者があり、ベテラン勢が積極的にアドバイスを行います。「軟腐病の予防、タネバエなどの防除を徹底していきたいです。今のところ生育は順調。皆でしっかりと栽培管理をしてA品率の向上を図っていきたいですね」と後藤健一部会長は意気込みます。
秋冬ねぎは、11月ごろに収穫最盛期となる見込みです。