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蓬莱柿の出荷最盛期間近
2021年10月05日トピックス

蓬莱柿の生育を確認する五十嵐組合長
日付10/4
当JA管内で40軒の農家、約4haの面積で蓬莱柿を栽培する五十公野果樹組合でR3年産の蓬莱柿(日本イチジク)の出荷が増えてきました。蓬莱柿は、9月5日に初出荷を迎え、10月一杯の出荷を見込みます。夏の天候の影響でサイズは若干小振りですが、例年より甘みが強いものが多い傾向です。
五十公野果樹組合の組合長である五十嵐純さんの圃場では、沢山のいちじくの収穫、出荷作業が続いています。蓬莱柿20本、ドーフィン10本、ビオレソリエス10本を37aの圃場で栽培。最盛期は、10月中旬ごろを見込みます。「甘くて濃厚な味わいが蓬莱柿の特徴。機会があればドーフィンと食べ比べてほしいです。在来種の良さを沢山の人に知ってもらい、好きになってもらえれば嬉しいですね」と五十嵐さんは蓬莱柿の認知度向上に期待を込めます。
認知度が年々高くなってきている蓬莱柿ですが、栽培面では難しい問題を抱えています。明治初期から果樹を栽培してきた歴史を持つ五十嵐さんの圃場には、当時もっと沢山の樹がありました。近年、株枯病の影響が大きく、樹の本数が減少してきています。株枯病に耐性のある台木のキバルを導入して2年目になりますが、効果検証にはまだ時間が掛かります。「自動化や機械化が難しいいちじくですが、株枯病の影響がない圃場があれば蓬莱柿を増やしてみたいと思っています」と五十嵐さんは意気込みます。
新発田市では現在、菓子店などが主催する「しばたいちじくフェア2021」が行われています。蓬莱柿のブランド化に向けた動きにも注目が集まっています。

収穫間近の蓬莱柿

黒いちじくで有名なビオレソリエス