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共同防除と水管理の徹底で高品質なヤマノイモを
2018年08月03日トピックス

北越後農協ヤマノイモ部会は、五十公野支店で栽培指導会、その後現地巡回を関係者7人で行いました。30年産は、梅雨明けからの高温と降雨のない日が継続しており、病害虫防除と水の管理に一層の注意が必要な状況です。同部会では、8月4日を1回目の共同防除に決め、ハダニ等の病害虫に対策を講じます。同時に土壌の水分管理を徹底し、高品質なヤマノイモ出荷を目指します。
8月上旬から9月中旬までの間は、ヤマノイモの肥大期となり、この時期の栽培管理と気候条件がヤマノイモの収量と品質に大きな影響を与えます。高温の日が多い年は、病害虫のハダニとヤマノイモコガが多く発生する傾向があるので注意が必要です。また、芋の肥大には水が不可欠であり、高温と草勢を考慮したかん水と追肥の施用が重要となります。同部会の津村岳志部会長は「梅雨明けから命に関わる暑さが続いています。芋の肥大期に水不足にならないか心配です。近年このような環境でヤマノイモを栽培した記憶がありませんが、共同防除をしっかり行い、水の管理をそれぞれ十分に注意願います」と呼びかけました。同部会では生産者12人、作付面積が90a、出荷数量4.5t、販売金額250万円を目標にします。