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猛暑に負けず、栽培管理で安定出荷を
2018年07月31日トピックス

後藤健一部会長は、体調管理に注意するよう呼びかけました
北越後農協ねぎ部会は、最盛期を迎える夏ねぎの出荷会議と栽培管理指導会を、青果物集出荷センターで開催しました。関係者ら18人が参加し、現在の出荷販売情勢や出荷規格を確認しました。猛暑が続く中、同部会では、今後の栽培管理や病害虫対策を学び、安定したねぎ出荷を目指します。
栽培管理指導会では、普及指導センターの谷内田学普及員が、うね割りの実施や除草・病害虫対策について説明しました。30年産の生育状況は、5月中旬まで温暖と定期的降雨により前進傾向で推移しました。現在は連日的な猛暑が影響し、夏・秋冬ねぎともに遅延傾向で、夏ねぎの出荷は7月16日から始まりました。病害虫の発生状況においては、さび病やタネバエが少ない中、葉枯病やネギアザミウマは多く観測されており、防除の徹底を確認しました。
出荷会議では、市場関係者らが現在の市場情勢を、JA全農にいがた園芸部の金子あやめ担当が出荷販売情勢について説明しました。市場では、継続的な猛暑で野菜全般が高値の中、ねぎは他品目に比べ低価格を維持しています。県内の出荷販売状況は、平年比でやや安い価格で推移しており、猛暑に伴う野菜全般の消費減退等が影響して今後も価格安が見込まれています。
同部会は生産者96人で、出荷量451t、販売金額1億4千万円を目指します。後藤健一部会長は「猛暑の中での栽培管理は非常に大変です。北越後の美味しい夏ねぎを待つ消費者へ、良い品を届けられるよう皆で取り組みましょう」と激励しました。