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最盛期の出荷も期待 Iターンで越後姫を栽培する竹井さん

2022年02月17日トピックス

越後姫の状態を確認する竹井さん(2021年12月撮影)

当JAいちご部会の竹井伸嘉さんの圃場では、昨年の11月上旬から越後姫の出荷が始まりました。病害虫の影響もなく生育は順調。2月から最盛期を迎える促成作型の越後姫もこの勢いのまま収穫を行い、6月までに7.5tの出荷を目指します。

竹井さんの越後姫栽培は、今作で3作目を数えます。ハウス5棟のうち1棟が年内出荷用、3棟が促成作型用、1棟を育苗で使用します。越後姫の栽培を行いながら宝交早生の苗の生産も行います。「1作目は、作業のスケジュールの組み方が難しかったです。出荷作業のパック詰めなど作業量が読めないため手探りでした。2作目からやっと作業のスケジュールに沿って仕事ができるようになりました」と竹井さんは当時を振り返ります。

竹井さんは東京都の出身で、以前は会社員として宮城県仙台市で勤務していました。将来は、独立をして仕事をしたいと考えていた竹井さんが可能性を感じたのが農業でした。竹井さんの妻、彩さんの実家である新発田市に住もうと調べていたときに、Iターンでいちご農家になった先輩に出会ったことも大きな出来事でした。それから新潟県農業大学校で1年間、同いちご部会の本間正司さんのもとで1年間の研修を積み、H31年に就農しました。

竹井さんは、自身の経験から「会社員として勤めていた時より時間を作ることができるし、頑張った分だけ収入に跳ね返ってくるのでやりがいも大きい。自分のいちごを美味しいといってもらったときの嬉しさは格別です」と力を込めます。竹井さんの越後姫は、当JAに出荷されるほか、新発田市内の直売所、彩さんが営む飲食店「Sun.co」で味わうことができます。

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