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ずっとリピートされる農園作りに挑戦

2022年02月18日トピックス

人を笑顔にする仕事を目指す相馬正和さん・絢子さん

聖籠地区にある株式会社Ripi farm(リピファーム)では、R4年産越後姫の出荷繁忙期に入りました。ハウスには、大粒できれいに赤くなった越後姫が収穫を待っている状態です。同社は、R3年の12月13日に相馬正和さんと絢子さんで設立し、代表を絢子さんが務めます。新発田市菅谷地区で水稲を1.3ha、聖籠町二本松地区で越後姫をハウス4棟、ブドウ2.5ha、メロンをハウス1棟で栽培を行います。関わる人がずっとリピーターになってもらえる農園、沢山の人に寄り添える農園作りを目指します。

絢子さんの実家は、聖籠町で観光ブドウ園を営む高橋巨峰園で絢子さんの父親が中心となって経営をしていました。夫妻が本格的に農業に取り組むきっかけとなったのが、後継者問題と両親の高齢化。兼業農家だった正和さんがH27年に勤めていた会社を退職し、絢子さんの実家である高橋巨峰園を継ぐことを決意して就農。H28年には、絢子さんが正和さんの実家の新発田市菅谷地区で水稲を継承し、新たに越後姫栽培を始めてへいきち農園を作りました。夫妻の農業は、それぞれの実家に通う独得なスタイルから始まりました。

同社設立にあたっては、高橋巨峰園とへいきち農園の経営1元化と雇用問題を解決するため予定よりも早い設立となりました。1元化をしたことで事務コストの削減や作業分担が円滑になり、今後の計画を立てやすくなりました。直近では、越後姫のハウス増棟と冬場の作業拡大のため加工所の新設、農副連携の強化を計画しています。「少しずつできる仕事を広げながら地域との関わり、人との繋がりを大切にしていきます。5年後、10年後の自分たちの姿を考えながら沢山の方からリピートされ、喜ばれる農園を作りたいです」と絢子さんはこれからの農業に活路を見出します。

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